賃上げに関する助成金

年末から年始にかけて、「賃上げに関する助成金について教えてほしい」という問い合わせが立て続けにありました。

早速とりかかることとなった、1社の事例をご紹介いたします。

<現状>

・フルタイムの契約社員(20名)を10月に最低賃金ギリギリの給与にしたが、退職者が後を絶たない

・採用費がかかりすぎる上に採用できない、人材不足、離職、と悪循環から抜け出したい

・対策の第一弾として、4月にベースアップすることを決定した

・評価シートによって査定をしているが、評価シートは非公開

・対象者の昇給率は3.8%~5%の範囲

・助成金は一度も申請したことがない

<取り組んだこと>

・キャリアアップ計画書を届出

・4月にベースアップすることを社内に公開した(離職防止)

・賃金表を作成し、社内に公開した(離職防止)

・評価シートを見直して社内に公開した(助成金加算)

・昇給率を全員が必ず4%を超えるように調整(一人あたりの助成金が1万円違ってくる)

<試算>

金額:一人5万円×20名(一人も離職しない場合)=100万円+職能評価加算20万円

振込目安:翌年4月頃(つまり賃上げの1年後)

振り込まれるまでに時間はかかりますが、賃上げをせざるを得ない中、支給要件をクリアすれば

申請をするだけでもらえる助成金は大変貴重です。

賃金表や評価シートは、わかりやすくシンプルな雛形をご提案しますので、難しく考える必要はありません。

支給要件は頻繁に改正されますので、「賃上げをしてから」ではなく、「賃上げをしようと思っている」段階でご相談いただければと思います。

余談ですが、本事例のお客様は、「賃上げだけで人材が安定するなどという考えは甘いのはわかっている。人材定着に向けて最優先で取り組みたいので、うちの会社でできそうなことを提案してほしい」とご相談いただき、できそうなことから着手することになりました。1年後の定着率と満足度で結果を出したいと思います!